立体成型でレザーのiPadケース作りました
レザークラフト2作品目、「iPad Proケース~ApplePencilホルダ付き~」を自作しました。
そもそもレザークラフトを始めようとしたのは、これを作りたかったからで、ある種のゴールになってしまうかもしれません。
以前の記事までで出てきた道具や技法は既知として紹介していきます。
実際に参考にしたいという方がいらっしゃいましたら、過去記事をまとめてありますのでそちらから。
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今回買い足したもの
1.木の棒(ホームセンターで1本100円)
成型の木枠にしました。
2.万力(100均)
木枠を押さえるために2つ買いました。
今回の工程
前回までに登場したものはサラッと流して紹介します。
1. メインの革を立体成型する
革は濡らすと柔らかくなり、その状態で型をつけて乾燥させることで、思い通りの形にすることができます。
まず、木を切って接着剤でつけて枠を作ります。
実際のiPadの辺+5mmのマージンを持たせました。
iPadで型を取るわけですが、は濡れるとよくないので、ラップでぐるぐるしておきます。
本当は、同じ大きさの木の板とか用意しておいた方がいいです(笑)
10分くらい水につけると革が水を含んで色が変わります。
手触りもかなり柔らかくなるので、わかると思います。
それを先ほどの木枠とiPadの間に挟み込んで、買ってきた万力でとめます。
土台の板は何でもいいと思いますが、僕はホームセンターで100円で買ってきたMDF材を使いました。
1日ほど乾燥させておくと、あら綺麗。
まだちょっと生乾き。(これが後で大問題に)
角の成型もなかなかに美しい。
2. ApplePencilのサヤも型取り
ApplePencilの方も同様に型取りました。
こっちは実物ではなく、同じくらいの太さのペンを入れました。
成型したパーツは型紙が使えないので、成型の根元から5mmのところに裁断線を書き入れました。
3. 裁断してコバ処理、トコ処理
裁断したら、トコノールでコバ処理。
綿棒を使うと上手に塗れます。
大きい方のパーツのトコもトコノールで処理しておきます。
成型した表面も同様に成型の根元から5mmところで切り出して、その大きさに合わせて、裏面の長方形も切り出し、トコ処理しておきます。
4. 縫い合わせ
接着剤でつけて、縫う。
そこそこ上手に縫えるようになってきました。
完成
裏面も合わせて縫って、コバ処理して、完成。
縫い目もそこそこ。
裏面。まあ初めてにしては上々でしょう。
今回の反省点
<乾燥したら革が縮んだ>
知識としては知っていたのですが、失敗です。
1日で生乾きで出した時にはイエーイできたぜとぬか喜びしていたのですが、それが乾ききるまでにかなり縮んだ模様。(縦の大きい辺で5mm~10mmくらい)
無理やり入れれば入るので横側はまあ良しとして、縦側の縮みは隠せませんでした…。
<まだまだ縫う技術が足らない>
あまり汚いところは載せていませんが、まだまだ素人の域を出ません。
ポイントは菱目打ちだなあ、という感じがします。
今日の備忘録
自分が作ったことを差し引いても、普通にカッコよくできて驚いています。
ApplePencilを収納できるこういうケースは市販でも見かけませんし。(だから作った)
もっと技術が向上して隅々まで綺麗に仕上げられるようになったら、ネットショップで販売してみるのもありかも。
<ここまでの記事まとめ>
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