さくログ

あわよくばお小遣いの足しににならないかなと画策するライフログ

初めての歌舞伎には一幕見席という選択肢がある

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日本の伝統芸能、歌舞伎。

とはいえ、実際に人生のうちで一度でも歌舞伎を見る人、そんなに多くないのでは。

なんだか敷居の高そうなイメージありますしね。

 

実際、通常の歌舞伎は1部4~5時間、一番安い席でも4000円以上、

そのうえ、見られる場所や、地方によっては時期も限られます。

アーティストのライブや舞台と違ってイメージもわきにくいので、

初めての方には結構ハードルが高いですよね。

 

そこでおすすめなのが、一幕見席です。

 

 

一幕見席とは

通常歌舞伎は昼・夜の2部制で

それぞれ1~1時間半の演目3つから組まれているので、

休憩をはさんで全部で4時間程度かかります。

 

一幕見席は、演目ひとつだけをかいつまんで、

一番後ろの4階席からリーズナブルに見ることのできる席です。

料金

だいたい1000円~2000円くらい。

演目によって違います。

値段と、後述の販売開始時刻は

歌舞伎総合公式サイト「歌舞伎美人」に掲載されます。

チケットの買い方

通常の歌舞伎のチケットは、事前に購入ができますが、

一幕見席は、当日、しかも演目が始まるちょっと前からしか買えません。

 

歌舞伎座の正面入り口の脇に、こんな入り口があります。

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一幕見席で見る人は、通常の入り口ではなく、ここからひっそり入ります。

だいたい開園の1時間くらい前に発売開始になるのですが、

僕は11月の普通の週末の午後イチの演目で、

発売30分前に来たら前に20人くらい並んでました。

椅子が90席、立ち見が60人分だそうですが、

よっぽどのことがない限りたぶん余裕で座れます。

立ち見はいませんでした。

入場

1階の入り口でチケットを買うと、

30分後くらいに、先ほどの一幕見席入り口から入って

4階に上がったロビーに集合するよう言われます。

ここで、チケットを買った番号順に呼ばれ、

中の自由席に順番で入れるシステムです。

20番目だったので、1列目に座れました。

 

開演中以外は写真撮影良いそうなので、一枚。

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結構高いところから見下ろす感じ。

 

開演

時間が来ると、暗転して開演。

演目が終わって次の休憩になったら、

一幕見席の人は外へ退場です。

思ったこといろいろ

手ごろで良い

値段も手軽だし、1時間半くらいの演目だったので、

初めての僕にはちょうどいいボリュームでした。

 

正直初めてだと右も左もわからない状態で、

知識もないから通な楽しみ方もできないので、

よくわからずに4時間見続けても飽きちゃうかなあ、とは思いました。

イヤホンガイドが優秀だった

500円払うと、イヤホンガイドといって

片耳ラジオみたいなものを借りられます。

開演中に、優しそうな声のベテランっぽいおじいさんが、

ストーリー、背景、役者のことなど、

リアルタイムで実況、解説をしてくれます。

 

これのおかげで、予備知識ゼロで見に行った僕も、

かなり楽しむことができました。

歌舞伎座は進化している

いろいろな人に門戸を開こうと、たくさん努力しているのが目立ちました。

物販も飲食店も充実。

なにより、外国人を取り込もうという姿勢がすごかったです。

案内スタッフは全員英語ペラペラで、

売店も全部カード払い可、

あらゆるところで外国人が不便しないような配慮がされていました。

今日の備忘録

初めての歌舞伎座、一幕見席、とても良かったです。

現状、こうした一幕見席で手軽に見れるのは、東京銀座の歌舞伎座のみのようです。

東京観光のアクティビティのひとつとして、いかがでしょうか。